学生インターン・広報担当の熊沢です。

前回に引き続き、
『Social Design in Politics!~あなたと政治家が一緒に考えるマンスリーゼミ~』を開催しました。
若者と政治家がともに参加者として参加し、政治参画や若者の現状について学び、議論するという趣旨のイベントです。
テーマは、『「若者」と「政治家」の最適なコミュニケーションを学び造り出そう』です。

第3回は、YouthCreate代表原田が登壇しました。「若者と政治をつなぐ」活動を続けてきたからこそわかるコミュニケーションの視点をもとに、参加者とともに「若者」と「政治家」の最適なコミュニケーションを考えていきます。

会場は、これまでと同様TOKYO CITY F.C. “YOYOGI PLAYGROUND”をお借りしました。ご協力ありがとうございます。

「政治には双方向性がある」

まずはウォーミングアップということでクイズを行いました。
若者が政治に興味を持つきっかけとは?という問いに対して、野球業界からヒントを探っていきました。

東北楽天ゴールデンイーグルスがファンを増やすためにキャップを用いて行った戦略は何でしょうか…
正解は、東北の全小学校の入学式で、1年生の机に帽子を置いた!です。

かなり力技のやり方ではありますが、このやり方なら間違いなく野球に興味を持ちきっかけ作りになりますよね。そうすることで、子供のみならず親も含めてファンや観戦者になります。

では本題。
今回は1、2回を踏まえた上でのグループトークが中心でした。

まず、政治家と市民の関係をどう思うか、話し合いました。
これに関して代表原田が言ったのは、「双方向性が大事」ということです。残念ながら日本では双方向性のある行動はあまり見られませんが、双方向性がなければ民主主義社会は良い方向に進みはしないとも言っていました。

3つのコミュニケーション

今回のイベントで原田は3つのコミュニケーションの視点を提示しました。
1つめは、「きっかけ」です。
冒頭の楽天の例もあるように、何か興味を持つきっかけがあることが大事です。

政治における「きっかけ」が例えばこれです。
長野県中野市では、有権者の投票意欲を高めるために黄金の投票箱を設け、レッドカーペットも敷くことで、投票に行くきっかけ作りをしました。

2つめは、「個人化」です。
政治では「市民」「国民」とひとくくりで考えがちだが、もっと細分化して考えたらいいのではないかということです。

例えば、長野県教育委員会はLINEを用いて中高生の悩み相談を受け付けたところ、2週間でかつて電話で寄せられた相談1年分を超えたそうです。
これは今広く利用されているものを用いることで相談をしやすい環境を作りだしており、またLINEを使うことで個人化していますね。

3つめは、「安心感」です。
政治は安心を与えるもののはずだが、不安を与えているのが現状です。
政治に関して何か発言するのは政治に詳しい人でないといけない、と思っている人が多いと代表原田は話します。

白熱したグループトーク

これらの話をした後、グループトークをしました。
いくつか記憶に残ったものをご紹介します。

政治は答えがないから定期的に選挙を行い、人を入れ替えている。
それなのに答えを求めてしまうから、難しいのではないかといったことが語られました。
ただ、選挙の際は自分で有権者として何かしらの答えを出さなくてはいけないので、どれくらい正解を求めていいのか結局難しいですよね。

また、これはとある政治家の方が話してくださったことですが、
私たち国民は政治家に完璧な人間であることを期待しすぎているというものでした。

政治家は見張られすぎていて、日々の行動が限られてしまうそうです。そのため、文句を言う人に目を向け、その人達に対するアプローチを優先してしまう結果、市民に対するアプローチがしにくいということが起きるとおっしゃっていました。
つまり、本当に話したいことが話せないそうです。

みなさん政治に関する思うことをたくさん語っていらっしゃいました。

政治家も一市民

3回連続講座として「若者と政治家のコミュニケーション」を考えてきました。この流れを汲んで、最後に「アクション宣言」と称して自分が個人・団体としてできる、政治の現状をどのように変えるかを書いていただきました。

3回のイベントを通して私が感じたことは、政治に関して思うことを言葉にするのは難しいということです。「何か違和感を感じる」「もっとよくしてほしい」という思いがあっても、具体的に「何を」の部分を明確にするには、やはり自分から勉強するなどして知る必要があることを強く感じました。

政治を良くわかっている人もそうでない人も、一市民として政治に関わる存在なので変な距離感を感じずに、まず皆で考え話しあう場が必要だと思います。今回このイベントで、政治家と社会人、学生の方々が同じ参加者としてざっくばらんに話しあえたことは、私としては政治家の存在を身近に感じられてとても良かったです。上述してあるように、政治家も一市民です。今後もこのように政治を身近に感じ、そして政治家の方と同じ目線で関わることのできる場が広がっていくといいなと思います。